話題に上っているのは、アメリカのフロリダ州に住むショップオーナー「ニコラス」さんが造った「TheRingTree」。これは世界各国のコインをリメイクして指輪として形成したもので、どこか不思議な趣があるのです。

デザインは一見オシャレなシルバーリング、という雰囲気ですが、よく見ると「PENCE（ペンス＝イギリスの硬貨の単位）」や、いくらなのかを現す数字などが残っており、硬貨が歩んできた道のりが感じられます。

元々の硬貨の雰囲気は活かしてあるものの、国や発行年数などによって一つ一つデザインは変わってきますから、1つ購入したら様々なコインリングを集めたくなってしまいそうですね。

気になる「TheRingTree」がどこで購入できるのか、ですが、これは世界中のハンドメイド作品が集まるマーケットプレイス「Etsy」内で手に入れることができます。

値段は5000円前後から、ということで、意外とお手ごろですね。サイズは9号から19号まで揃っています。指が細い女性は、チェーンを通してネックレスにすれば魅力的なアクセサリーになりそうです。

ただし、1つだけ問題が……。この商品は「対象国限定発送」となっていますが、何と日本はその中に入っていないのです。発送してもらえるようになるまで、首を長くして待ちたいところですね。

そんなわけで肩を落とした方も多いでしょうが、実は「コインで指輪を造る」という考え、意外と以前からあるものなのです。

◆コインで指輪を造るには？海外の動画が話題！
それというのも、「2分でコインを指輪に変える」という動画が話題になったから。動画では確かにおよそ2分から3分程度で、いともたやすくコインに穴が空けられ、研磨され……と、みるみるうちに指輪が出来上がっていきます。これを観て「もしかして造れちゃうかも？」と思った方は多いのではないでしょうか。

◆ただし、実際にはかなりの工具と技術が必要……
しかし、動画で観ても分かるように、数分の間には穴を開けるパンチやプレス機、ハンマーなど、様々な工具が登場しますね。これらを実際に揃えるとなると、最低でも10万円以上かかってしまうようです。また、現在使われている日本の硬貨を使う場合、偽造と見なされる恐れもあるので注意しましょう。ニコラスさんが造った以外にも、ネットを探せばコインリングを製作している方が何人かいるようですから、その中からお気に入りを探す方がいいかもしれません。