シアワセ指輪学
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指輪や結婚にまつわる雑学コラムを集めました！
フロートするダイヤモンドの婚約指輪
2015.01.17 UP
伝統と革新のデザイン、ダイヤが浮き上がる婚約指輪
ニーシングはドイツのジュエラー。デザイン史を紐解くといつも歴史の中心にあった、バウハウス由来のデザインを伝えます。アートな二人にお勧めの指輪です。
出展：ニーシング／http://niessing.jp/
ダイヤモンドを引き立たせるのに、爪は不要？
バウハウスデザインといえば、なんといっても建築に残した影響が大きいです。デザイン史の中でシンプルさを追求し、そのオリジナリティは燦然と輝いています。それをジュエリーに転用したのがニーシング。ジュエラーとしては１８７３年設立とかなり古いのですが、エポックメイキングな指輪は１９７０年代に生まれました。
ダイヤモンドを地金ではさみ、爪で止めない独特のセッティング。創業者の孫娘であるウズラー・エクスナーが生み出した、独特のデザインです。
バウハウスのデザインの特徴である、シンプルで深い哲学性を感じさせる彫刻のようなフォルム。それは指先をとてもアートな雰囲気にします。
コンテンポラリージュエラーへの分岐点
ジュエリーは中世からの歴史を持ち、富裕さと契約を表す大切なアイテムでした。それまでは伝統的なデザインを販売し、後にバウハウスのような近代的な運動の影響を受けモダンな作品を生み出すようになったというニーシングの歴史は、それだけでもとてもユニーク。ダイヤモンドもどこか彫刻のような、素材感が引き立つ仕上がりです。
140年の歴史の中で、当初からかなりはっきりと「婚約指輪専門店」であったことも、ニーシングの大きな特徴の一つです。伝統とのリレーションシップありきで生まれた冒険的なフォルムは、一目見たら忘れられない印象的な感覚です。
フワッと浮き上がるダイヤモンドは、神秘的かつ静かな雰囲気もあります。
存在感あるデザインが素敵なリングがたくさん
ニーシングの特徴は、指輪にかなりのボリューム感がある事。質実なバウハウスの伝統もあり、エタニティリングなどでも金属の存在感がとても大きいです。
広幅の金属にそのまま文字やイラストを刻めるシフレというシリーズも、単にレーザーで文字列を入れるのではなく、ドットでメッセージを表すという独特のもの。とにかく上品な革新性がいっぱいにあふれる素敵なジュエリーなのです。
結婚のきっかけに、このブランドの指輪をやり取りできる二人は、趣味が良く合い魂で共感できる存在。そんな風に思わせてくれるモダンさと、素材の優しさにひかれます。
