結納は行わないけれど、両家の親睦を深めるために行われる「顔合わせ食事会」。両家が初めて対面するタイミングであることもほとんどですので、「なんとなく食事をして終わり」ではいけません。これから先、良い関係を築くためのものという意識をしっかり持って臨むことが大切です。

顔合わせの食事会を行う際、どんなことを考えればいいか具体的に挙げてみます。

◆日取り
顔合わせは結婚式から大体3〜6ヶ月前に行うのが一般的。お互いのスケジュールを合わせることが大事ですが、「お日柄」を重視するのなら考慮したいポイントでもあります。
適当に日取りを決めるのではなく、まずお互いの親御さんがどんな希望を持っているかを聞き、しっかり話し合うことが今後のお付き合いをスムーズにする第一歩と言えるかもしれません。

◆場所
特に遠距離恋愛の2人にとって、どこで行うかは重要な問題。男性側が女性側を訪れるのが一般的だったものの、最近では中間点を選ぶケースも増えてきています。また遠方の場合はホテルの手配等もお忘れなく。
食事会の場所はレストランやホテル、料亭などで行うことがほとんど。駅からアクセスしやすい場所を選ぶと良いでしょう。

◆料理
参加する人の好みや食べられないものを確認しておくこと。せっかくの食事会ですから、ちゃんと料理も楽しみたいですよね。和・洋・中どのジャンルがいいのかということや味の好み、アレルギーの有無などを聞いておきましょう。

◆出席者
新郎新婦と親、という組み合わせが多いですが、兄弟姉妹に出席してほしい！という場合も。特に結婚式を挙げないカップルは近しい人が集まる機会があまり無いので、スケジュールさえ合えば出席してもらうのも良い思い出になります。

当日は結婚する2人が進行役。しっかり段取りを確認して臨んでくださいね。
一般的な流れは「新郎挨拶→新婦挨拶→お互いの家族の紹介→乾杯→食事→歓談→お開き」となりますが、結婚記念品の交換がある場合は食事の前後に行うことが多いようです。
また、写真撮影はしておきたいところ。歓談後なら緊張もほぐれていい表情の写真が残せるはず。ただ、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。
時間の目安はおよそ2時間半〜3時間。楽しい顔合わせになればきっとあっという間に時間が過ぎるでしょう。これから先家族となる大切な人たちとの食事会がうまくいくよう、準備は念入りに行ってくださいね。