結婚指輪に入れる刻印ですが、一般的には結婚記念日（中には付き合い始めた記念日を選ぶ方も）と、自分の名前のイニシャルを相手の指輪に……とする方が多いようです。

・新婦側
2017年○月○日　M（新郎）&A　あるいはMtoA
・新郎側
2017年○月○日　A（新婦）&M　あるいはAtoM

ということですね。「＆」なら「～と」という意味になりますし、「to」なら「～からの」という意味になります。対等な関係を望むなら前者、お互いに尊重し合って行きたいなら後者、というイメージでしょうか。

ただし、中には日付とイニシャルだけでなく「お互いへのメッセージ」や「こういう夫婦になりたいという想い」を入れたいという方もいますよね。場合によっては、指輪を購入した店舗のスタッフさんから薦められることもあります。

しかし、中には「日付と刻印以外を入れると、離婚しやすいって言うよ！」なんて人も。本当にそうなのでしょうか？

◆「離婚しやすい」は事実無根！
結論から言えば、全くそんなことはありません。おそらくロマンチックな言葉を入れるカップルは結婚自体に舞い上がりすぎて、お互いに尊重し合えていないというイメージを持たれてしまいがちなのでしょう。しかし、実際には相手へ送る言葉、自分たちに相応しい言葉を熱心に考えて決められたものです。むしろ一生に一度かもしれない結婚指輪なのですから、こだわるのは当たり前だと言えるでしょう。そもそも結婚指輪に入る刻印は本人同士にしか見えないようなサイズが一般的なので、周囲の意見を気にするのは無意味かもしれません。

結婚する時は、一般的な意見や友達、身内などのイメージに惑わされがちです。しかし、前述した通り一生に一度あるかないかの機会ですから、お互いの意見を一番大事にしてください。

結婚指輪の刻印も、今を逃したら「ああ言われたから日付とイニシャルだけにしたけど、やっぱりあの言葉を入れたかったな……」なんて後悔することもあるかも。

彼（彼女）と刻印に入れる日付やメッセージの有無などを話し合い、ぜひ一生の想い出になる結婚指輪を手に入れてくださいね。