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聖女もお守りにしていた!ジャンヌダルクの指輪が発見される

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2016.06.01 UP

ジャンヌダルクの指輪を発見!どんなデザインなの?所在は?

中世フランスを救った聖女として、世界的に有名な女性「ジャンヌダルク」。誤解から悲惨な最期を遂げてしまったものの、現在では「国の誇り」として、フランス国民から愛され続けています。
何と今回、そんなジャンヌダルクが嵌めていたとされる指輪が見つかったとか!一体どのようなデザインなのか?彼女は一体指輪にどのような意味を込めていたのか?気になる謎に迫りました。
ジャンヌダルクの指輪を発見!どんなデザインなの?所在は?

そもそもジャンヌダルクって、何をした人なの?

ジャンヌダルクは、1412年にフランス北東部の村、ドンレミで生まれました。比較的裕福ではあったものの、平凡な村娘として育った少女。しかし、17歳の時に「神の啓示」を聞いたことにより、兵士としての歩みを進めることになります。
◆フランスの窮地、突如として現れた少女
当時、フランスはイギリスと100年戦争の真っただ中にあり、フランスは劣勢の立場にありました。しかし、フランス王太子の前に現れた一人の少女を信頼し、軍隊を任せたたことで、瞬く間に包囲されていたオルレアンからイギリス軍を駆逐でき、その勢いに乗って支配されていたフランスの都市が次々に開放されました。
ちなみに王太子が彼女を信頼した理由は、彼しか知る由もない秘密を耳打ちされたからだと言われていますが、真相は明らかになっていません。
◆聖女から魔女へ、凄惨な最期
国を救った英雄として賞賛されたジャンヌでしたが、シャルル王太子が国王となり、国の安定を図るためにイギリスの味方だった貴族たち(ブルゴーニュ派)と友好な関係を結ぼうとすると、事態は一変します。
フランスを勝利に導かれたのが気に入らない彼らは、ジャンヌを「異端な存在」「魔女だ!」と決めつけて火あぶりの刑に処します。火にかけられながらも神の名を叫び続けた彼女の生涯は、たった19年と短いものでした。皮肉にも亡くなった後無実が証明されたとか。

伝説の指輪、そのデザインは?.E.K.O(ネコ)」に注目!

今回発見された指輪のデザインは、分厚い銀製のもので、1431年に行われた異端審問の公式文書にも記録が残っています。
話によれば表面には「イエス」と「マリア」の名が刻印され、3つの十字架が刻まれているそう。現在のようにオシャレとして嵌める指輪ではなく、どちらかといえばお守りとして使われていたのではないかという印象を受けますね。
実際にデザインを見てみると、ひし形の文様のようなものが表面に刻まれており、何となく手作りのような温かみを覚えます。これをジャンヌが嵌めていたのだと想像すると、得も言われぬロマンを感じますね。

フランスの財団が落札!喜びに沸く国内

ジャンヌが処刑された後はイギリスのヘンリー7世に渡り、その後所在が転々として分からなくなっていたという話でしたが、フランスの学者やコレクターが長年必死で探した結果、イギリスの医師の家庭から見つかったそうです。
終戦後の1947年に2万円前後で購入し、それから代々子どもたちに受け継いできたものなのだとか。発見されてからフランスの財団法人「ピュイ・デ・フー」に鑑定されましたが、どうやら本物のよう。
ピュイ・デ・フーはフランスに指輪を戻すという目標を掲げており、今回指輪がオークションに賭けられた時にも見事競り落としてみせました。その価格は何と4800万円。いかに彼女が国民に愛される存在なのか分かりますね。
博物館や美術館など、人目に触れるところに飾られるのかどうかはまだ分かりませんが、いずれにしてもフランス国内なのは間違いありませんから、こまめに情報をチェックしたいところです。
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