シアワセ指輪学
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指輪や結婚にまつわる雑学コラムを集めました！
同性婚カップルの、素敵な絆を予感させるティファニーの広告
2015.02.19 UP
Yukiyo
婚約の様々な形を祝福するティファニーの魅力
2015年、ティファニーは男性同士のカップルを自社の広告に起用。その意図の中では明確に性の多様化と、多様な性にFIXする婚約指輪への自負が語られています。
出展：ティファニー
男性同士のカップルと婚約指輪
ティファニーの婚約指輪はリング選びをするカップルにとって定番。近年のLGBTと称される、異性間の恋愛や結婚に囚われない人たちの増加に即して、ティファニーは男性同士のカップルを広告に起用しました。
ティファニーの北米PR部、リンダ・バックリー氏は、1月9日付の雑誌「エル」で、このように語ります；
ティファニーの北米PR部、リンダ・バックリー氏は、1月9日付の雑誌「エル」で、このように語ります；
「わが社の婚約指輪は彼らが生活を共に創出するための物語の最初の一文であり、そうしたメッセージを今回の広告写真で知ってほしかった」
日本でも同性婚を果たした女性芸能人が話題になる現在。様々な愛の形を知る老舗のメーカーだからこそ、いち早く世の中の趨勢を取り入れ、斬新な広告と共にそれらを祝福出来たのかも知れません。
カップルは指輪を贈りあうことで絆を深める
カップル間で指輪を贈るのはごく普通の事。今後同性婚が世間的に認知されやすくなれば、婚約指輪の選定で同性カップルが店舗を訪れる事も、婚約指輪や結婚指輪が同性間で贈られる事も、異性愛のカップルの結婚時と同じ形態になっていく筈。
婚姻形態についての法も変わっていく中、同性で愛し合うカップルが異性婚のカップルとは異なる贈り物の可能性を、ジュエラーに伝えてくれる可能性もあります。いずれにしても、古来から指先で愛し合う二人の絆を深めてくれたリング。様々な愛の形が知られれば、それだけ可能性を広げてくれる事と思います。
同性婚への寛容は、ティファニー創設期の状況に近い？
2015年の現在、海外では次々と同性婚を許容する法が成立し、LGBTもライフスタイルのひとつとして認知されつつあります。これは考えてみれば、老舗ジュエラーが創設された世紀末や世紀初頭の雰囲気に近く、その頃には限られた一部の芸術家のものでしかなかったライフスタイルが、よりポピュラーなものになったという事かも知れません。
婚約指輪を選ぶとき、店頭で女性同士、男性同士、男女のカップルが平等に青い箱を手にし、誰でも同じように幸せになれる。
そんなシーンを意図して、いち早くティファニーが男性同士のカップルを自社に起用したとすれば、その英断は流石です。今後結婚市場やブライダルシーンも、これに続き様々な形のカップルを意識した商品開発や広告戦略を展開するように思えます。
