シアワセ指輪学
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指輪や結婚にまつわる雑学コラムを集めました!
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「パラジウム」という素材の名前を聞いたことはありますか?実は最近、結婚指輪の素材として注目されているのです!しかし、プラチナやゴールド、シルバーなどと比べてどのような違いがあるの?と気になってしまいますよね。
今回はそんなあなたのために、パラジウムの結婚指輪にするメリットや注意点などについて詳しくまとめてみました。定番の素材にこだわらない!という方はぜひご参考ください。
パラジウムは、プラチナと同じ白金の仲間に属する貴金属。ナチュラルな白銀色が特徴で、融点が低いため、主に他の金属と混ぜる合金として使われます。また、加工もしやすいので自動車や歯科用合金などにも用いられるようです。
プラチナやホワイトゴールドのアクセサリーには高確率で含まれているということで、知らず知らずのうちに触れている素材とも言えるかもしれません。硬くて丈夫なので、日常使いにもおすすめです。
貴金属の中では比較的軽く、身に付けやすいことでも知られていますね。原産国はロシアが大多数を占めており、その他には南米や南アフリカなどでも排出されるそう。
そんなパラジウムですが、メリットとしてはやはり「付け心地が自然」というものが挙げられます。前述した通り比較的軽い素材なので、指輪に不慣れだけど結婚指輪はずっと身に付けていたい!という方にはピッタリ。
あとはプラチナと同じくらい丈夫で、傷みにくいというのもメリットでしょう。簡単なお手入れで長く使い続けられる上、プラチナやゴールドよりリーズナブルなことが多いので、お得感もあります。
最後に、最近注目され始めた素材のため「人と被らない」というのも魅力。お手頃ながら希少性が高い素材ということもあって、こだわり派の方にもぜひおすすめしたい素材です。
そんなパラジウムですが、注意点も存在します。それは「金属アレルギーを引き起こす危険性がある」というもの。
昨今注目されているチタンやステンレスなどはアレルギー反応を起こしにくいと言われているため、パラジウムもそうなんじゃない?と思う方は多いでしょう。しかし、実はそうではないのです。
金属アレルギーは主に汗や体液に金属の成分が滲むことで起こりますが、パラジウムは比較的その可能性が高い素材です。
実際、リンパ球幼若化テストという金属アレルギー検査を行うと、半数程度にパラジウムへの陽性反応が出るとされています。そのため、金属アレルギーの疑いがある方は避けた方が良いでしょう。
このように、パラジウムはたくさんのメリットの一方で大きな注意点も見られる素材です。きちんと相談し合って、自分に合うかどうか見極めてから結婚指輪として選んでくださいね。