「ブライダルチェック」とは、結婚を控えた女性を主に対象とした婦人科検診を指します。特に妊娠・出産に影響を与える疾患がないかどうかを結婚前にあらかじめ確認することを目的としています。

実際に、ブライダルチェックを受けることで疾患が見つかる女性もいるのだそう。

◆どうやったら受けられるの？

ブライダルチェックは特に必須の検査ではありませんので、自主的に受けたいと申し出る必要があります。結婚していずれ子どもが欲しいと考える女性や、高齢出産の可能性がある女性が受けたいと希望する傾向があるのだとか。

◆どこに行けば受けられる？

最寄りの婦人科に足を運んで相談すればOK。でも、普段婦人科を訪れる習慣のない人はちょっと抵抗があるかもしれませんね。例えばインターネットで検索すると、女性の医師が診察してくれる婦人科もわかりますので、下調べをしてから足を運べば少し安心できるかもしれません。

結婚する3〜4か月前に検査を受けておくと良いでしょう。ただし、検査項目のほとんどは定期的に受けておいた方がいいものばかりです。

ブライダルチェックは、どの検査をしなければいけないということが細かく決まっているわけはありませんので、医療機関ごとに検査項目が異なることもありますので、ブライダルチェックの例をご紹介します。

内診や超音波検査、血液検査、おりもの検査のほか、がん検診や性感染症検査、風疹抗体検査、胸部X線撮影など、さまざまな項目を用意しているクリニックがほとんど。ただしがん検診などは、会社での健康診断で毎年受診しているという人も多いため、個人個人で必要になってくる検査項目も異なります。

先生の話を聞きながら、自分にはどの項目が必要なのか判断してくださいね。

不妊の約半数は、男性側に原因があるということは徐々に知られてきていますよね。ですから、今後問題なく妊娠・出産を迎えられるかどうかという検査は女性だけではなく男性も受けることができます。

一緒に婦人科で受診することもできますが、抵抗がある場合も多いでしょう。その場合、男性は泌尿器科で検査を行うことができます。

結婚が決まると、挨拶や結婚式準備などで忙しくなってきますが、子どもが欲しいと考えているカップルであればブライダルチェックもお忘れなく。これを機会に、かかりつけの婦人科が見つけられると、より良いですね。