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悠久の時を刻んできた「屋久杉」をブライダルリングに

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2018.04.17 UP

1993年に世界遺産に登録された屋久島の屋久杉

木で出来た指輪をブライダルリングに?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、屋久杉とプラチナや、ゴールド、シルバーなどと組み合わせて作られたブライダルリングがあるんです。現在伐採が禁止されている為、屋久杉は非常に貴重な素材です。それゆえ大量生産することができず、職人さんの手によって一つ一つ手作業で丁寧に作られています。
ここでは、屋久杉を使った指輪の魅力と、購入できるお店をご紹介していきます。
grain

普通の杉と屋久杉は何が違うの?

屋久島の標高500メートル以上の山地に自生するスギのことを「屋久杉」と呼びます。1年に366日も雨が降ると言われている屋久島では、年間4mmから10,000mmもの降雨量があります。一般的に樹齢が300年ほどと言われる杉ですが、屋久杉が1,000年という気が遠くなる年月をかけて、大木に成長できる理由は、雨の恵みと屋久杉の樹脂の特性にあるようです。
屋久島の地質は花崗岩で栄養分が少ない為、木々の成長が他の地域に比べて緩やかです。そうすると、年輪の幅は狭く密に成長し木質が硬くなる為、「樹脂道」と呼ばれる樹脂の分泌道に、普通の杉の約6倍ともいわれる樹脂がたまります。この樹脂には防腐・防虫・抗菌の効果があり、そのおかげで虫害や腐食を乗り越えて長い年月をかけて成長できるのです。

伐採できない屋久杉はどこから?

屋久島自生の屋久杉伐採は2001年をもって終了した為、現在、伐採はできません。では、どこから屋久杉リングの材料はどこから調達されているのでしょうか?
屋久杉の伐採が盛んだった江戸時代の切り株や、台風などの後の倒木など、が使用されているのです。標高1,000m前後の所で育つ屋久杉は、気候が異なる標高の低い場所に一度に下ろしてしまうと、環境の変化に耐えきれず割れてしまうこともあるそうです。それを防ぐ為、何回かに分け時間をかけて下までおろされています。
そのような非常に手間のかかる工程を踏んでいる屋久杉は、年間決まった量しか取引することが許可されておらずとても貴重な素材なのです。

表情豊かな屋久杉の魅力

屋久杉魅力は何と言ってもその表情の豊かさです。一つとして同じ木目、木肌は無く、色々な表情があります。
赤・黄・黒などの色味が強いもの、マグロのトロの部分のように脂の乗った箇所、樹木が育って行く過程で、樹の細胞に何かしらの変化が起こり、綺麗な”もよう”があるコブ材など、同じ屋久杉なのに色々な表情を持つ非常に魅力的な素材なのです。
また、経年による変化も魅力の一つです。 全ての屋久杉がそうではないのですが、年月が経つにつれて中の樹脂分が表面に現れ、白い所と黒い所がはっきりして模様が変わってくるものがあります。コブ材や脂ののった所は変化することが多く「まだ生きているのでは?」と思えるくらいに模様が変化し輝いてくるそうです。
   如何でしたでしょうか?気の遠くなるような年月を積み重ねてきた屋久杉は、きっとご結婚されるお二人にも末長く寄り添い、幸せな結婚生活をサポートしてくれることと思います。
魅力的な屋久杉のリングを取り扱っているショップのURLを以下でご紹介しますので、興味のある方は是非参考にしてみてくださいね!

◆grain
https://www.ryukyu-grain.jp/

◆年輪
http://www.nenrin.tokyo/
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