今回、ご紹介する「プロフィールブック」とは、披露宴の時にゲストに配る、「結婚式のパンプレット」のようなもの。受付の時に席次表と共にゲストに配られることが多いのですが、ちょっとした待ち時間などにゲストに読んでもらって、披露宴が始まる前から楽しんでもらえるアイテムです。

プロフィールブックの内容としては決まったものはありませんが、多くの人が下記のような内容を盛り込んでいるようです。
◆新郎新婦のプロフィール
ふたりの生年月日やこれまでどんな道を歩んできたかという内容は「鉄板」の項目。ぜひゲストの皆さんに自分たちの「人となり」を知っていただきましょう。
◆新郎新婦の今までの歩み
ふたりの馴れ初めから始まり、付き合うまで・付き合ってからのエピソード、そして結婚を決意したきっかけなど、ふたりのこれまでの歩みに関するエピソードはゲストが一番「聞きたい！」と思っている部分ですよね。きっとこれまでも周りの人から聞かれることが多かったのではないでしょうか。
一問一答や、インタビュー風の形式にしてみるなど、工夫次第で楽しい内容になります。
◆披露宴料理の説明
披露宴でお出しする料理は、どんなものをお出しするとゲストの皆さんが嬉しいか…ということを考えますよね？ただメニューを羅列するよりも、どんなことを考えてこのメニューを選んだのかを伝えるとその料理をいただくゲストも嬉しいものです。
◆ゲストの皆さんへのご挨拶
やはりこの項目は外せません。忙しい中足を運んでくれたゲストの皆さんへの感謝を伝えてくださいね。
他にも、「新郎新婦の親族紹介」や「新郎新婦の趣味のお話」など、盛り込む内容はカップルでさまざま。あえて席次表を作らず、プロフィールブックに盛り込むことも多いようです。
ふたりの思い出の写真や前撮りの写真を盛り込むと楽しい雰囲気になりそうですね。

作るのも楽しいプロフィールブックですが、まずは「読み手のことを考えて作成する」ということが大前提。
あれもこれも盛り込みたい！と思いがちですが、あまりに内容を盛り込みすぎて文字が細かい、ページ数がとても多い…そんなことになると、読むのに疲れてしまうゲストもいるでしょう。
特に年配のゲストもいらっしゃるでしょうから、この部分について配慮は必要。ある程度文字は大きめにして、文字を詰めすぎないように。作成途中で「読みやすいかな？」「楽しく読めるかな？」と一度客観的に見てみることは大切ですね。
披露宴のペーパーアイテムを作るのは、本当に大変だけれど楽しいもの。どんなプロフィールブックにしたいのか、まずは「コンセプト」を決めると内容がちぐはぐにならず、まとまりのあるプロフィールブックになりますよ。