最高峰の輝き!ダイヤモンドの世界三大カッターズブランドとは?
2017.10.02 UP
4Cを大きく左右する!ダイヤの「世界三大カッターズブランド」とは
ダイヤモンドには「4C」と呼ばれる品質の基準が存在しますが、中でも重要とされるのが「Cut(カット・研磨)」です。カッティングによってダイヤモンドの輝きは大きく変化するため、研磨士の力量が試されるのですね。
今回は、自社で研磨したダイヤモンドを提供している中でも、カッティングの技術に最も優れると言われる「世界三大カッターズブランド」について、詳しい特徴や歴史などをまとめてみました!ぜひご参考ください。
その① ラザール(アメリカ)
世界三大カッターズブランドの一つ目は「ラザール」。ラザールダイヤモンド、という言葉を聞いたことはないでしょうか?あれはダイヤの種類ではなく、ラザールによってカットされたダイヤモンドのことなのですね。
◆100年の歴史を誇る!
ラザールダイヤモンドの始まりは、今から100年ほど前の1903年。創始者のラザール・キャプランは優れたダイヤモンドの研磨士として知られており「カッティングの魔術師」という異名すら誇りました。ダイヤモンドの「4C」を提唱した人物としても知られ、彼の技術は亡くなった現在でもラザールに受け継がれています。
◆原石の基準にもこだわる!最上級のダイヤモンド
ラザールは原石の選定にもこだわり、研磨されていない状態でも歪みなく美しい八面体を形成している「オクタヘドロン」を中心に、非常に丁寧かつ高い技術での研磨を行っています。その輝きは7色に見えるとも言われ、眺めているだけでウットリしてしまうようです。
◆店舗は全国に!一度足を運んでみては?
ラザールの店舗は東京を中心に、札幌や仙台、横浜、京都、大阪、名古屋、福岡など全国に展開されています。来店予約をすればじっくり相談に乗って貰えますから、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
その② ロイヤル・アッシャー(オランダ)
続いてご紹介するのは、オランダを拠点とする「ロイヤル・アッシャー」。名称からも気品が溢れていますね。
◆創業1845年!王室にも認められたブランド
ロイヤル・アッシャーの創業は1845年、優れた職人であった「ジョセフ・アイザック・アッシャー」によって立ち上げられました。その後1908年に当時世界最大とされ、英国王室献上品となったダイヤモンド原石「カリナン」の研磨に成功し、世界で唯一の「ロイヤル」の称号を与えられることに。アッシャーは現在でも伝説の研磨士として、その存在が称えられています。
◆ここだけの「ロイヤルアッシャーカット」も!
ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドの特徴は、何といっても白く反射するようなその輝き。ダブルポリッシュと呼ばれる仕上げ作業にもこだわり、研磨痕すら目立ちません。特に2000年に登場した「ロイヤルアッシャーカット」は、アッシャーがカリナンを研磨した際の技術を活かし、当時58面だった側面を更に74面まで増やすことで、更に強烈な輝きを醸し出すという奇跡のような技術です。
◆直営店は2店舗!ぜひ足を運んでみて
ロイヤル・アッシャーの直営店は、銀座と六本木の2店舗が用意されています。遠方の方も取扱店であれば全国に存在しますので、ぜひお近くの店舗を予約してみてはいかがでしょうか?
その③ モニッケンダム(イギリス)
最後にご紹介するのは、イギリスを拠点とする「モニッケンダム」。
◆120年の歴史を誇る!
モニッケンダムは1890年に設立されたブランドで、実に120年の歴史を誇ります。1948年にはエリザベス女王のご結婚の際に贈られたダイヤモンド原石のカッティングを行ったり、1966年にはエリザベス女王からクイーンズアワード英国産業賞を賜ったりと王室との関係も深く、非常に権威あるブランドです。
◆透明度の高いダイヤモンドが特徴!
モニッケンダムのダイヤモンドの特徴は、青白く見えるほどに透明度が高いところ。「サークル・オブ・ラスター(光の輪)」と呼ばれる高度な独自技術により、原石の持つポテンシャルが最大限に高められています。ファンシーカットの技術も高く、原石の形に合わせてカットされた作品たちはいずれも非常に魅力的です。
◆店舗は全国に!ぜひお近くでその輝きを確かめて
モニッケンダムの店舗は、北は北海道から南は鹿児島まで全国的に展開されています。ぜひ一度お近くの店舗に足を運び、そのダイヤモンドの眩さを体感してみてはいかがでしょうか?