嘘！？と思うかもしれませんが、一番手っ取り早いのが「冷蔵庫に入れて冷やしてみる」というもの。本物であれ偽物であれ、冷蔵庫に入れたくらいで傷付いたり壊れたりすることはないので、安心して試せます。

基本的には、どちらにしても冷蔵庫から出して外気に触れさせれば一定時間水滴で曇ります。しかし、本物のダイヤモンドは熱伝導率に優れ、比較的水分をすぐに弾いてしまうため、見る見るうちに曇りが引いたら本物と言えるでしょう。

しかし、なかなか曇りが晴れない場合はもしかしたら本物のダイヤモンドではないかもしれません。ただ、こればっかりは本物と並べて比べてみないと分かりづらい面もありますので、慌てず次の方法も試してみてください。

続いての方法も非常に簡単です。ボールペンや油性ペンなどで紙にスーッと黒い線を引いて、その上にダイヤモンド部分を乗せてみましょう。そして、ダイヤモンドの中に線が透けているかどうか確認します。

本物のダイヤの方は透明度が高いので、透けて見えるはず……と思いがちですが、この場合は実は「透けて見えない」方が本物と言われます。石としての密度の違いなのかもしれませんね。

透けて見えてしまった場合は、もしかしたらダイヤとは異なる素材が指輪に使われていると考えて良いでしょう。

最後にご紹介するのはもはや最終手段、ダイヤ部分に「油性マジックで線を引いてみる」というもの。本物は油分が染み込みやすい性質なので、マジックで綺麗に線が引けてしまいますが、偽物なら弾きます。

◆油性ペンを落とすには様々な方法が！ この場合はむしろ偽物の方が良いのかも……？となってしまいますが、油は水性ペンを上から重ねてティッシュで拭き取るか、中性洗剤で洗うかすれば落ちますから、心配はいりません。最近では油性ペンを落とすためのクリーナーも販売されているようなので、それを使うのも良いでしょう。

◆偽物でも関係ない！昨今では高品質なジルコニアも ダイヤモンドの偽物として一般的に挙げられがちなのが「ジルコニア」ですが、ジルコニアも素人目には本物と判別が付きにくく、それなりに強度もあるという魅力的な素材です。昨今ではリーズナブルだからと、婚約指輪にジルコニアを選ぶ女性もいます。ダイヤじゃないから無価値とは思わず、価格やデザインなど自分にとって特別な価値を持つ指輪であったなら、ぜひ大事に使い続けてください。ただし、売り手に偽られていた場合は然るべき措置を取りましょう。