お母さんから譲られた婚約指輪は嬉しい?それともイヤ?
2015.09.02 UP
母から受け継がれる婚約指輪…花嫁の心理は?
基本的には一生お付き合いすることになる婚約指輪。余程のことがない限りは壊れないので、お母様から花嫁へ、という感じで譲られる場合もあります。親子の絆が感じられ、何とも微笑ましいものですね。
しかし、譲られる花嫁の心理とは、一体どんなものなのでしょうか?実は嬉しいばかりではなく、様々な想いが交錯してしまう…そんな複雑な心境と、受け継がれる理由について探ってみました!
実は「嬉しくない」という新婦もいる!
お母様から婚約指輪をもらう場合、中には「本当は自分が希望する指輪が欲しかった」と残念に思う花嫁もいるとのこと。しかし、今後の関係を考えると言い出せないようです。
実のお母様ではなく、新郎側のお母様から受け継がれることもあり、その場合は余計に複雑なよう。相手が相手だけに、逆らうことができない心境もあるのですね。
もちろん「お母さんの思い出を貰えたようで嬉しい」「お義母さんに嫁として認めてもらえた気がする」と好意的な意見もあります。
しかしながらお母様の側に立って考えてみても、婚約指輪は大切なアイテムのはず。一生持っておくのではなく、あえて娘さんやお嫁さんに譲るのはなぜなのでしょうか?その理由について見てみましょう。
理由① 経済的な問題
新郎や新婦が経済的に苦しく、婚約指輪はもう買わないことにする、と聞いて、お母様が「じゃあ私のものを使いなさい」と言ってくれるパターンは結構あるようです。
中には新郎から「お金もないし、うちの母さんがくれるって言ってるから」と切り出されたなんてケースも…。親御さんのご好意は有難いですが、彼の方からハッキリ言われてしまうのは少し寂しいですよね。
昨今では、ご両親から受け継いだ指輪をリフォームし、自分たちの指輪としてデザインし直してくれる工房もありますから、気になるようであればそちらを提案してみるのも良いかもしれません。
ご両親の婚約指輪には、使用されたものとはいえ長く大切に育まれてきた絆が込められています。後悔や不満を抱いてしまわないよう、二人でしっかりと話し合いましょう。
理由② 縁起物として、または親御さんの希望で
新郎、あるいは新婦側のご家庭で、代々受け継がれてきた婚約指輪があるという場合もあります。非常に価値の高い指輪である可能性もありますので、頂いたら慎重に扱いましょう。
また、最近では「サムシング・オールド(家族の絆や富の象徴となる、何か古いものを身に付ければ花嫁が幸せになれるという言い伝え)」という海外の風習が流行していることもあり、それにあやかる意味で花嫁が希望することもあります。
婚約指輪に関しては、普段はあまり使われないことと、宝石が嵌め込まれていて財産にもなることから、娘に譲りたい、というお母様も多いとのこと。
自分の指輪が欲しい!という気持ちも勿論あるでしょうが、思い出はしっかり受け継ぎ、大切に次に繋いでいきたいものですね。