結婚で両家の縁が結ばれるとき、活躍する祝儀袋。水引でつくられた様々な形は、贈るほうも貰うほうも、思わず見とれてしまいます。「結ぶ」という形で縁の深さを表してきた日本のデザインには、とてもデリカシーがあります。

そんな結びのデザインを取り入れた和の婚約指輪は、同じダイヤをあしらったものでも優美な雰囲気。指を横から眺めた時に曲線を描く金属からは、水引と同じ日本の伝統の深さを感じさせられます。

日本は彫金技術の発達した国でもあります。プラチナに様々な和の意匠を刻む技術は、着物や和紙にある花の図像などをはっきりと指先に残してくれます。

何か特別なことがある時には着物を着たいという人にも、お勧めの婚約指輪です。

参考：
彩乃瑞　http://www.ironoha.com/engage_ring/index.html
　　　　杢目金屋　http://www.mokumeganeya.com/sakuhinshu_engage.html
縦爪リングも和の雰囲気。繊細です。

婚約指輪の定番宝石であるダイヤモンド。カットを施されるとき、光を反射するハート＆キューピッドなどが人気です。

このカットのデザインに、和の意匠を活かし桜の花びら型などにした指輪も人気。地金にも江戸の伝統技能を生かす「杢目金屋」では、従来の婚約指輪とは異なったさくらダイヤモンドを使用しています。

アンティークのリングにローズカットがあったように、代表的なお花のデザインを指先にまとえるのは、フラワー好きの人にとってとてもうれしい事。柔らかな印象の光のダイヤモンドが、桜の季節以外にも和を感じさせてくれます。

参考：
ユニークな杢目金屋のさくらダイヤモンド
http://www.mokumeganeya.com/sakuhinshu_diamond.html

婚約指輪を手にすると、気になるのがつけていない時の収納方法。和の指輪を選んだ場合、うれしいのは伝統素材のケースなどがとても充実している点です。シルクの指輪ケース、桐の小箱など、ブランドによって貰えるケースの種類は様々ですが、古くからアクセサリーを収納するのに様々なデザインを駆使してきた、小さな箱の良さを実感させられます。指輪を選んだのをきっかけに、漆や彫金、象嵌などの伝統技術を、改めて見直す機会になりそう。縁の深さや育った環境を思い返したい人にもピッタリです。

参考：
京都　萬時　http://www.manji-kyoto.com/index.php?data=./data/l12/
購入した指輪を、素敵な桐の箱に納め風呂敷で包んでくれます。