素敵なリメイクのエンゲージリング
2015.01.05 UP
古い指輪を生まれ変わらせるリデザイン
昔の指輪の大きな宝石、活かして婚約指輪をつくるって素敵じゃない? アメリカでは今、リメイクが大流行。受け継がれてきたダイヤを身に着けるのもロマンチックだよね。
大きな宝石を活かしてジュエリーリフォームする
親戚の家に行って、「大きな宝石のついたおばあちゃんの指輪」にびっくりした事はないでしょうか? ダイヤモンドの指輪やサファイヤの指輪など、大きな宝石がついた指輪が多いですよね。今と比べて、地金のデザインにこだわる事が少なく、価格変動の少ない金で指輪がつくられる事が多かった時代に、アメジストやルビー、サンゴなどの大きめの石をそのまま地金に取り付けた指輪が流行しました。
また、ダイヤモンドの婚約指輪も、プラチナの地金に一粒石を取り付けたデザインが至極一般的でした。
婚約指輪を選ぶとき、憧れの宝飾店では小さいダイヤモンドしか買えないなあ…とため息が出てしまう場合には、将来の旦那さんと一緒に「もらえる宝石」が眠っていないか、親戚をあたってみるというのも一つの手です。一粒石のダイヤが手に入り、リデザインで婚約指輪がつくれると思うと、ワクワクしませんか?
婚約指輪に家族の伝統が活きれば、絆深まる
アメリカでは1930年代、高級ジュエリーを取り扱う店が競って大きく美しいダイヤモンドのついた指輪を売り出しました。ダイヤモンドの黎明期の婚約指輪を、サイズ直しして婚約者に贈る事が一般的になりつつあります。
たて爪のリングを高さを抑えたデザインに作り替えれば、婚約者の指にしっくり馴染み、なおかつ家族の大切な宝石を新しい気持ちで伝える事が出来ます。また、地金に思い切ったデザインを施せば、婚約指輪をデザインする喜びも味わえるというもの。ジュエリーリフォームショップによっては、プラチナ以外の様々な地金を用意している事もあり、宝飾品の面白さを知る事が出来ます。
また、指輪から指輪にリフォームするだけでなく、ペンダントから指輪へのリデザイン、ブローチから指輪へ…といった変更も可能。大きな宝石を身に着ける事も夢ではありません。
地金のデザイン次第で、まったく違った印象の指輪に
ジュエリーの世界で、大きく進歩を遂げている石のセッティングと地金のデザイン。ジュエリーリフォームを行う業者にとっては、地金でどう石を引き立てるかが腕の見せどころです。
今よりはるかに装飾品が重要な価値を持っていた頃、作られた夢のあるケースはハッとするほど美しく、年月が経っても全く色あせることがありません。
優れたデザイナーのいるショップでは、要望をきいて地金のデザインに活かしてくれる他、思いがけない素敵なデザインを石に合わせて提案してくれます。
憧れの宝飾店のデザインに近づけるもよし、日常の使いやすさを考えてシンプルなデザインにするもよし。制作例を見せてもらい、古い宝石が生まれ変わるのを楽しみましょう。