シアワセ指輪学
知ってる人ほど、ハッピーになれる、幸せなおふたりを全力で応援する
指輪や結婚にまつわる雑学コラムを集めました！
エンゲージリングとハートモチーフの関係
2014.12.15 UP
エンゲージリングとハートモチーフの関係
甘いハートモチーフ大好き！ やっぱり文句無しに可愛い。結婚指輪をシンプルにして、小さくてもハートの婚約指輪をしたいと考える人は、ハートと指輪の関係を知ろう。
最愛リングに相応しいハートモチーフ
ハート型の宝飾品についての考え方は、人様々。モチーフとしては甘すぎると考える人も、どこか懐かしい印象と感じる人も居ます。女性ならではのデザインで、つけるとフェミニンな印象だから、婚約指輪は逆にシンプルなものがいい、という人もやはり、います。けれどちょっと待って！ 婚約指輪のデザインが多様化する今、石をハートモチーフにカットした形のもの以外にも様々なデザインを有名ジュエラーが多数用意し、やっぱりかわいいんです、ハート型。
もしオーソドックスなリングをと考えていても、見ると心が動かされる事請け合い。お姫様のような気分を味合わせてくれるハートリングを、今一度見直してみる事をお勧めします。
宝石のハート型カットの意味
キラキラと宝石を輝かせるのにカットはつきものです。とろみのある優しい光が魅力のカボッションも素敵ですが、ダイヤモンドのように中に差し込む光を乱反射させる時、通常はブリリアント・カットと呼ばれる多面体カットを施します。
このカットの中にあるハートシェイプは通常65面体から成り、品のいい可愛らしさからペンダントにも多用されます。ブリリアントカット自体は1919年に、ダイヤモンド商であるマルセル・トルコフスキーが考案したものですが、トルコフスキーが数学者であった事を考えると、カットでダイヤから正確にハートをつくりだす過程に、端正なロマンティシズムを感じます。
一粒石を立て爪で固定するソリティア・セッティングの場合、若干高さが出る為、ハートモチーフには惹かれるけど現実的にはどうかな？ という人には、石の内側でハートを楽しむ事も出来ます。
心を鷲掴みにされる、ハート＆キューピッド
ダイヤの品質基準に、カット、カラー、クラリティ、カラットの4Cが大切なのは、ダイヤモンドの初歩知識。ブリリアントカットで、一番オーソドックスなラウンドシェイプは、通常58面体から成り、ソリティアセッティングにピッタリです。
このカットを専用のスコープで見ると、内部の土台側から見た時に綺麗なハート型、上部から見た時に矢羽模様が現れるのがハート＆キューピッドと呼ばれるカッティング。ダイヤモンドの本場、アメリカの宝石学会が定める基準です。
ダイヤモンドを検討し始め、宝飾店でダイヤモンドを拡大して見る機会が訪れると、このハート＆キューピッドを見せてくれる事が多く、丸型のダイヤモンドでも内部にハートが眠っているのがわかると、文字通り胸がドキドキします。形そのものはラウンドカットと考えている人も、知っていると豊かな気持ちになれる密やかなハートです。
