ダイヤの品質を証明する書類は重要?
2014.12.08 UP
ダイヤの品質を証明する書類は重要?
いろんな宝石を見ていると、お金じゃない部分も大事だと思えてくるよね。でも「高いダイヤ」の価値を証明してくれる書類は大事。ちゃんとおさらいしておこうね。
出展:サリネ・ライト/ダイヤモンドシライシ
そもそも4Cって、どんな基準?
ダイヤモンドを見る基準は様々ありますが、4Cを意識しない訳にはいきません。
カラー、カラット、クラリティ、カットの四項目が、頭から離れなくなってしまった方も居るのではないでしょうか。
最終的に何か確固たる基準が欲しいとなると、オーソドックスにこの価値観に適合したものが良いのかもしれないという気にもなります。特に、あれこれと目移りした後、改めて高いダイヤの品質を保証する基準として4Cを見ると、合理的に決められています。
日本語に訳すと、色合い、重さ、透明度、研磨の四項目。これをチャート化したものが保証書に記載されているのを宝飾店店頭で見ると、揺らがない資産価値が4Cに集約されているのに納得できます。
鑑定書を発行している団体はどこ?
そもそも、この4Cの基準を発行しているGIAは、どのような団体なのでしょうか。
米国宝石学会の基準である4Cにしたがって、各鑑定機関が鑑定を下した結果が、ダイヤモンドの婚約指輪を買った時にもらえるあの鑑定書、グレーディングレポートです。
鑑定書には二種類あり、コンパクトサイズのダイヤモンドドシェと呼ばれるタイプもあります。いずれも4Cの項目については記載されているので、万が一鑑定が必要となったシーンでは、この鑑定書を提示すれば手持ちのダイヤの価値はある程度保障されます。
しかし、硬く変質しにくいダイヤモンドとはいえ、あまり粗末に取り扱っていると購入当初のグレードから目減りをする事も皆無ではありません。
もし婚約指輪をデイリーユースしない場合、この鑑定書と一緒に専用のケースに入れて保管しておくことがお勧めです。
鑑定書とダイヤ、しっかり保管しよう
保管をする時、ダイヤモンドドシェと通常の鑑定書で記載内容に違いがあるかが気になります。サイズの違いにより保管方法も変わってくる為、購入店舗には希望のサイズをもらえるか、予め確認しておきたい点です。
通常サイズの鑑定書には、インクルージョン(内包物)の位置を示すリファレンスダイヤグラムズと呼ばれる図がついていません。また、当然の事ながらサイズが小さくなるため、文字が小さくなり虫眼鏡などで参照したほうが読み取りやすい感じです。
査定などの場合は、当然細部も読んでもらえる為特に心配は不要です。
全体が英文で書かれているものとなり、ジュエラーによっては翻訳版を添付してくれる場合もあります。しかしダイヤモンドの基準を明確に決める文書として簡潔に書かれている為、読み取れるとプロでなくとも、ダイヤの市場価値が分かります。