エンゲージリング選びで目利きになる
アンティークの指輪って、宝石の価値がとても高い時代にしかないデザインがあったりして素敵だよね。運命の指輪に出会ったら、いつの時代のものかを考えてみよう。
アンティークって、いつの時代のものを言うの?
フランス語で「古いもの」を意味するアンティーク。骨董品を目利きする世界では、概ね100年以上経過したものをこの名前で呼んでいます。ごく日常的な感覚でも、1900年代から前につくられたものに対してなんとなく「アンティークだな」という印象がありますよね。世紀末やヴィクトリア期にあたる時代は、素敵なデザインのジュエリーの宝庫です。
特に、ダイヤモンドの指輪の場合、17世紀に入りブリリアントカットの原型ががうまれる以前は、ローズカットなどの今とは全く違った技術のカットを用いています。アンティークショップなどでそれらを見ると、今の商品とはまた違ったカットから、独特のオーラのようなものを感じます。
アンティークの価値は、美術鑑定士が決める
そんなアンティークの指輪を婚約指輪にする場合、予算と真贋のバランスが心配という方もいるのではないでしょうか。
そもそもアンティークショップで販売されている骨董品の鑑定基準は、「美術鑑定士」と呼ばれるいわゆる目利きの方が見れば価値が決まりますが、いまのところ美術鑑定士に資格制度はなく、多くは徒弟性です。いつの時代のどんな来歴のものなのか、明確に決まりきらないからこそ「ある場所の蚤の市から王侯の身に着けた指輪が発見された!」というニュースが起こりうるのが骨董品の世界なのです。
反対に、何が本物ということはなく、巡り巡って自分の手元に届いた指輪が今後購入時以上の価値を持つ事も十分考えられます。
指輪に限って言うと、やはり宝石がどのようなものかはっきりさせたいという場合は、やはり宝飾品を専門に取り扱う骨董業者での購入をお勧めします。
また、アンティークの指輪ではサイズ直しが難しく、あくまでもデザインとサイズ、予算が合致した場合初めて婚約指輪になる、という考え方をした方が確実です。
運命を感じた指輪を鑑定してもらう
とはいえ、運命的なジュエリーは、見てすぐ「呼んでいる」感じがするというのが不思議なもの。
ふらりと立ち寄った骨董品店で、まるで自分の左手の薬指に着けるためにあるような古い指輪が見つかった、などという事があれば、不思議な縁を感じますよね。
もし婚約指輪をアンティークで購入し、気に入ったデザインのものの来歴をしっかりと知りたい場合、経験を積んだ美術鑑定士に後から鑑定してもらうという事も可能です。
指輪に入っている刻印などから、どのような店でデザインされたものかなど割り出せる事もあり、アンティークジュエリーを購入した醍醐味も味わえます。
好きな言葉から日々エネルギーをもらうつもりで、楽しんで素敵な言葉を選んでください